MTGの実力の話とか結果と過程とか
2013年3月16日まず前提として、俺はMTGというゲームは「満点や難易度の違うテストで点数を競い合うこと」と同じようなものと思っています。
例を出すなら、10000点満点のテストで100点を取った人が100点満点のテストで80点取った人に勝つ、みたいな感じです。
ここでいう問題の難易度や満点はデッキの強さや相性、引きによって大きく変わります。
MTGとは選択の連続です。
ここで殴るべきか、スペルを撃つべきか土地を出すタイミングは?などプレイするたびに様々な問題に直面します。
基本的にプレイングの上手い人は正解を出し続け、あまり上手でない人は何回かははずれを引いてしまいます。
それでもあまり上手でない人が、上手な人に勝ってしまうことは何度もあります。なぜでしょうか。
それは、互いに直面している問題が違うからです。
相性的に有利でデッキが強くて引きも良ければ、ミスをしてもそれらの要素が補ってくれます。
選択肢も、どれを選んでも勝てるパターンが多くなります。
この場合は「満点が高くて選択肢が簡単なテスト」を解いているといえます。
逆にデッキが弱くて引きが悪くて相性が悪ければ、勝利までの正解は極端に細くなり、何個もある一つ選択肢のうち一つを間違えばそこでゲームオーバーになったり、元から勝ちへの道筋すらなかったりすることだってあります。
この場合は「満点が低くて選択肢が難しいテスト」を解いているといえます。
前者と後者がぶつかった場合、仮に前者がミスしまくって10000満点中9900点失点したとしても後者が最高のプレイングをしたとしても100点以上の結果を出力できなければ、前者が勝ってしまうことでしょう。
このことから、私の考えるMTGの実力とは「常に正解の選択肢を選び続けられる力」だと思います。
至極当然な話ですが、結果だけにとらわれてしまうと、このことを忘れがちです。
短期的な勝利は、単なるX点満点のテストの「結果」に過ぎず、それでは本当の力というものは見えてきません。たまたま10000満点のテストを解いていたのかもしれないですから。
また、上達を目指す上ならば、重視すべきは「X点満点のテストで自分が何割とれたか」ということでしょう。
MTGに限らずどんな分野でもこれを忘れてしまうと、慢心などにつながり、自分の成長を妨げてしまいます。
負けたマッチは反省すべきといいますが、勝ったマッチもできれば反省するべきです。相手に常にワンチャン与えないようにしていたか、相手に多くの選択肢を与え続けられていたか、キープ基準はどうだったかなど振り返れる要素があると思います。
短期的な勝利は実力を測る上でさほど重要な要素にはならないと書きました。
じゃあ実力を測る方法って長期的な結果しかないのでしょうか。
もちろん長期的な結果は、実力を測る上で十分信頼できるデータですし、何度も大会で結果を残している人は強いと言って過言ではないでしょう。ではそういった人しか実力を測れないのかといえばそうではありません。
以前、Happymtgで高橋プロがプレイングの極みというコラムを執筆していました。特定の場面を挙げ、どのようなプレイングが正解か回答していくという企画です。
当時、私もあの答えを考えていたのですが、常にプロやコメント欄の方々は何段も上の答えを論理に沿って出しており、熟練者との差を如実に感じさせられました。
ああいったコラムは、自分や他者の「常に正解の選択肢を選び続ける力」を測るツールにもなると思います。
とはいえあのコラムも今は更新が停止されており、似たような記事がまたどこかで連載されないかと思う今日この頃でした。
例を出すなら、10000点満点のテストで100点を取った人が100点満点のテストで80点取った人に勝つ、みたいな感じです。
ここでいう問題の難易度や満点はデッキの強さや相性、引きによって大きく変わります。
MTGとは選択の連続です。
ここで殴るべきか、スペルを撃つべきか土地を出すタイミングは?などプレイするたびに様々な問題に直面します。
基本的にプレイングの上手い人は正解を出し続け、あまり上手でない人は何回かははずれを引いてしまいます。
それでもあまり上手でない人が、上手な人に勝ってしまうことは何度もあります。なぜでしょうか。
それは、互いに直面している問題が違うからです。
相性的に有利でデッキが強くて引きも良ければ、ミスをしてもそれらの要素が補ってくれます。
選択肢も、どれを選んでも勝てるパターンが多くなります。
この場合は「満点が高くて選択肢が簡単なテスト」を解いているといえます。
逆にデッキが弱くて引きが悪くて相性が悪ければ、勝利までの正解は極端に細くなり、何個もある一つ選択肢のうち一つを間違えばそこでゲームオーバーになったり、元から勝ちへの道筋すらなかったりすることだってあります。
この場合は「満点が低くて選択肢が難しいテスト」を解いているといえます。
前者と後者がぶつかった場合、仮に前者がミスしまくって10000満点中9900点失点したとしても後者が最高のプレイングをしたとしても100点以上の結果を出力できなければ、前者が勝ってしまうことでしょう。
このことから、私の考えるMTGの実力とは「常に正解の選択肢を選び続けられる力」だと思います。
至極当然な話ですが、結果だけにとらわれてしまうと、このことを忘れがちです。
短期的な勝利は、単なるX点満点のテストの「結果」に過ぎず、それでは本当の力というものは見えてきません。たまたま10000満点のテストを解いていたのかもしれないですから。
また、上達を目指す上ならば、重視すべきは「X点満点のテストで自分が何割とれたか」ということでしょう。
MTGに限らずどんな分野でもこれを忘れてしまうと、慢心などにつながり、自分の成長を妨げてしまいます。
負けたマッチは反省すべきといいますが、勝ったマッチもできれば反省するべきです。相手に常にワンチャン与えないようにしていたか、相手に多くの選択肢を与え続けられていたか、キープ基準はどうだったかなど振り返れる要素があると思います。
短期的な勝利は実力を測る上でさほど重要な要素にはならないと書きました。
じゃあ実力を測る方法って長期的な結果しかないのでしょうか。
もちろん長期的な結果は、実力を測る上で十分信頼できるデータですし、何度も大会で結果を残している人は強いと言って過言ではないでしょう。ではそういった人しか実力を測れないのかといえばそうではありません。
以前、Happymtgで高橋プロがプレイングの極みというコラムを執筆していました。特定の場面を挙げ、どのようなプレイングが正解か回答していくという企画です。
当時、私もあの答えを考えていたのですが、常にプロやコメント欄の方々は何段も上の答えを論理に沿って出しており、熟練者との差を如実に感じさせられました。
ああいったコラムは、自分や他者の「常に正解の選択肢を選び続ける力」を測るツールにもなると思います。
とはいえあのコラムも今は更新が停止されており、似たような記事がまたどこかで連載されないかと思う今日この頃でした。
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