占術の最も強い点はカードを下に送れることだ。
使えないカードを引かなくなったことによって、実質カード一枚分の得をしている。
デッキ内のカードが下に送られるタイミングが多くなったとき、つまりデッキに不要牌が多い状態、また欲しいカードといらないカードがはっきり分かれている瞬間こそが、占術の最も強いタイミングといえるだろう。
占術はカードを見て下に送るという単純な効果ながら、使い方によって強さが大きく異なる。
まず、占術を行うタイミングを判断し、それから占術してきたカードを選ぶという判断を行わなければいけないからだ。
例えばコントロールデッキ。1ターン目にするアクションが無いからと言って安易にPreodainや占術ランドを使ってしまうのはタブーだ。
最序盤は欲しいカードがわからない。
相手がアグロなのかコントロールなのかもわからないから、トップで捲れた破滅の刃を取るのか下に送るのか判断がつかない。
土地3枚のハンドをキープした時、そこでめくれた土地が将来必要なのか不要なのかもわからない。
したがって、コントロールの最序盤の占術は、実質何もしないというパターンが多い。
個人的には欲しいカードといらないカードの判別がつく3ターン目までは(相手の速度が許せば)占術は取っておきたい。
コントロールがアクションを起こすのは全体除去を撃つ、またPWが出る4ターン目だ。
3ターン目で4枚目の土地が無ければそこで初めて土地を探しに行けばいいし、マナが潤沢でアクションが無いならスペルを探しにいくという判断を付けることができる。
ハンドに2マナのリアクションカードがあるなら、2マナ構え+占術ランドという動きはプランのうちに入れておいてもいい。
ただしこれは、環境がそこまで早くない時やリミテッドの話。カウブレード時代やレガシーのような序盤から世紀末な環境では、常に理想の動きを追い求めなくてはならないのでちんたら占術を温存してると死ぬことが多々ある。
また、相手が高速アグロと分かっており、タップインのデメリット>占術によって得られるメリットならば、占術ランドを1ターン目に置いていくべきだ。
アグロデッキの占術はコントロールほど強く機能しない。
後半は軽量クリーチャーもろもろが全部不要牌になるから占術の役割って大きいんじゃないの?と言われるかもしれない。
が、コントロールと違ってアグロは(火力が入っていない限り)引いても盤面をひっくり返せるカードがほとんどないので占術しても無駄なことが多く、メリットが少ない。
自分の動きを追求し、デッキのカードが「序盤は」まんべんなく強いため、ほぼカードを下に送る機会が無い。
つまり序盤後半ともに占術のメリットはそこまで大きくない。
また占術はタダではない。
占術ドローは当然のことながらマナを消費するし、占術ランドはタップインで序盤のアグロの動きを阻害する。
カードパワーも占術を除けば一段階下がってしまうことが多く、例えば、マグマジェットはショックよりもマナが必要で、稲妻の一撃よりも打点が低い。
占術ができるカードを無理にデッキに入れてしまうとアグロにとって重要な序盤のマナを食ったり、打点を下げてしまうというデメリットを生じさせてしまう。
そういったことがあるため、アグロと占術はメリットとデメリットが釣り合わないことが多い。(もちろんタッサみたいに、ただ同然で占術させてくれるなら別)
サイドボードと占術。
サイドボードと占術に関して、二つの意見をよく見る。
1.サイドボードにアクセスができるからデッキの占術は残しておく
2.占術のカードは基本クッソ弱いゴミだからサイドアウト候補筆頭
真逆のことを言っているようだが、自分はどちらの意見も正しいと思う。
1、と2の違いはデッキやサイドボードの組み方によって生じていると思われる。
前者はサイドから刺さるカードを入れるタイプのサイドボーディング、
後者はメインから弱いカードを抜いてデッキ全体の質を高めるタイプのサイドボーディングを行うタイプであると思う。
例えば、前者ならサイドから「石のような静寂」や「赤の防御円」など一枚で相手を詰ます極端に重要度の高いカードをサイドインするといったように、
サイド後、デッキ内の特定のカードの価値が大きく偏るため、それを供給する占術が重要になってくる。
また、後者は「否認」や「ミジウムの迫撃砲」など丸いカードをメインボードの弱いカードと入れ替えることによってデッキ全体の強さを、高めるとともに、均一化している。
デッキ内のカードの強さが均一化されており、メインボードより不要牌が少なくなるため、占術による「不要牌を下に送れる」というメリットはそこまで大きくなく、カード単体としてそこまで強くない軽量ドロースペルや占術系のカードが真っ先にクビになるといった感じだ。
まあそういったデッキは基本アグロ系なのでデッキに占術系のカードが積極的に入っているということは少ないのだけど。
占術は地味なようでかなり技術を要すると思う。
上手く使えばマナフラッドを回避できたりトップ争いに勝利したりすることができる。
マナフラッドやマナスクリューで負けた時、自分の占術のタイミングを思い出してみるのもいいかもしれない。
コンボデッキと占術。
必要なカードが最初からわかってるからガンガン掘り進んでコンボパーツ探せばええんでないのはい。
使えないカードを引かなくなったことによって、実質カード一枚分の得をしている。
デッキ内のカードが下に送られるタイミングが多くなったとき、つまりデッキに不要牌が多い状態、また欲しいカードといらないカードがはっきり分かれている瞬間こそが、占術の最も強いタイミングといえるだろう。
占術はカードを見て下に送るという単純な効果ながら、使い方によって強さが大きく異なる。
まず、占術を行うタイミングを判断し、それから占術してきたカードを選ぶという判断を行わなければいけないからだ。
例えばコントロールデッキ。1ターン目にするアクションが無いからと言って安易にPreodainや占術ランドを使ってしまうのはタブーだ。
最序盤は欲しいカードがわからない。
相手がアグロなのかコントロールなのかもわからないから、トップで捲れた破滅の刃を取るのか下に送るのか判断がつかない。
土地3枚のハンドをキープした時、そこでめくれた土地が将来必要なのか不要なのかもわからない。
したがって、コントロールの最序盤の占術は、実質何もしないというパターンが多い。
個人的には欲しいカードといらないカードの判別がつく3ターン目までは(相手の速度が許せば)占術は取っておきたい。
コントロールがアクションを起こすのは全体除去を撃つ、またPWが出る4ターン目だ。
3ターン目で4枚目の土地が無ければそこで初めて土地を探しに行けばいいし、マナが潤沢でアクションが無いならスペルを探しにいくという判断を付けることができる。
ハンドに2マナのリアクションカードがあるなら、2マナ構え+占術ランドという動きはプランのうちに入れておいてもいい。
ただしこれは、環境がそこまで早くない時やリミテッドの話。カウブレード時代やレガシーのような序盤から世紀末な環境では、常に理想の動きを追い求めなくてはならないのでちんたら占術を温存してると死ぬことが多々ある。
また、相手が高速アグロと分かっており、タップインのデメリット>占術によって得られるメリットならば、占術ランドを1ターン目に置いていくべきだ。
アグロデッキの占術はコントロールほど強く機能しない。
後半は軽量クリーチャーもろもろが全部不要牌になるから占術の役割って大きいんじゃないの?と言われるかもしれない。
が、コントロールと違ってアグロは(火力が入っていない限り)引いても盤面をひっくり返せるカードがほとんどないので占術しても無駄なことが多く、メリットが少ない。
自分の動きを追求し、デッキのカードが「序盤は」まんべんなく強いため、ほぼカードを下に送る機会が無い。
つまり序盤後半ともに占術のメリットはそこまで大きくない。
また占術はタダではない。
占術ドローは当然のことながらマナを消費するし、占術ランドはタップインで序盤のアグロの動きを阻害する。
カードパワーも占術を除けば一段階下がってしまうことが多く、例えば、マグマジェットはショックよりもマナが必要で、稲妻の一撃よりも打点が低い。
占術ができるカードを無理にデッキに入れてしまうとアグロにとって重要な序盤のマナを食ったり、打点を下げてしまうというデメリットを生じさせてしまう。
そういったことがあるため、アグロと占術はメリットとデメリットが釣り合わないことが多い。(もちろんタッサみたいに、ただ同然で占術させてくれるなら別)
サイドボードと占術。
サイドボードと占術に関して、二つの意見をよく見る。
1.サイドボードにアクセスができるからデッキの占術は残しておく
2.占術のカードは基本クッソ弱いゴミだからサイドアウト候補筆頭
真逆のことを言っているようだが、自分はどちらの意見も正しいと思う。
1、と2の違いはデッキやサイドボードの組み方によって生じていると思われる。
前者はサイドから刺さるカードを入れるタイプのサイドボーディング、
後者はメインから弱いカードを抜いてデッキ全体の質を高めるタイプのサイドボーディングを行うタイプであると思う。
例えば、前者ならサイドから「石のような静寂」や「赤の防御円」など一枚で相手を詰ます極端に重要度の高いカードをサイドインするといったように、
サイド後、デッキ内の特定のカードの価値が大きく偏るため、それを供給する占術が重要になってくる。
また、後者は「否認」や「ミジウムの迫撃砲」など丸いカードをメインボードの弱いカードと入れ替えることによってデッキ全体の強さを、高めるとともに、均一化している。
デッキ内のカードの強さが均一化されており、メインボードより不要牌が少なくなるため、占術による「不要牌を下に送れる」というメリットはそこまで大きくなく、カード単体としてそこまで強くない軽量ドロースペルや占術系のカードが真っ先にクビになるといった感じだ。
まあそういったデッキは基本アグロ系なのでデッキに占術系のカードが積極的に入っているということは少ないのだけど。
占術は地味なようでかなり技術を要すると思う。
上手く使えばマナフラッドを回避できたりトップ争いに勝利したりすることができる。
マナフラッドやマナスクリューで負けた時、自分の占術のタイミングを思い出してみるのもいいかもしれない。
コンボデッキと占術。
必要なカードが最初からわかってるからガンガン掘り進んでコンボパーツ探せばええんでないのはい。
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